クリスマスも無事終わり、心も軽くペルージャ・アッシジへの小旅行の始まりです。天気はあいにくの豪雨ですが、冒険感が増してなかなか豪雨の中の旅行もいいものでした。
ペルージャはサッカーの中田選手が初めて海外へ移籍した場所で名前に馴染みのある人も多いかと思います。ローマからは車で2時間ほど。今回ペルージャとアッシジの中間、Ponte San Giovanniにあるホテルを予約。どちらの場所にも車で20分ほどで行けて便利でした。
ペルージャってどんなところ?
ペルージャはイタリアの真ん中あたりにあるウンブリア州にある街。紀元前にエトルリア人が築いた街が元になっているそう。城塞都市で高いところに街が作られているので駐車場から街の中心まではエスカレーターで登ります。また、13世紀に創立されたペルージャ大学があります。
ペルージャ、実際の私たちの観光ルート
まずは、11月4日広場。ペルージャの中心にある広場で、サンロレンツォ聖堂に面しています。
サンロレンツォ聖堂の噴水を挟んだ反対側にプリオーリ宮があり、その中でも最も古くに建設された「交渉人の間」では、ピエトロ・カヴァリーニ作の壁一面に施された装飾を見ることができます。壁には紋章のようなものが描かれています。
そしてサンロレンツォ聖堂。巨大な大理石の柱に支えられた威厳溢れる大聖堂はキリスト教会の力を見せつけるかのよう。
続いてプリオーリ宮の中にある国立ウンブリア美術館へ。ほぼほぼ宗教画でした。
ラファエロの師であったペルジーノの作品がたくさんあります。
1日目はここで終了。私たちはカフェに寄ったりゆっくり見てまわるのが好きなのでここまでで半日かかりました。この日はとにかく雨がすごくて寒かったけど、中心に見所が固まっているので助かりました。
2日目はアッシジへ。アッシジ編へはこちらから。
そして3日目最終日。またペルージャへ戻ってきました。まずは中心から少し離れたところ(徒歩で20〜30分)にあるサン・ピエトロ聖堂へ。離れているので行くか悩みましたが、行って大正解!今回多くの教会、聖堂を見た中で一番気に入った場所となりました。とにかく聖堂内どこもかしこもフレスコ画や絵画で埋め尽くされていて、祭壇の裏側にも入ることができ、祭壇背後の神父さんが座る席に掘られた装飾がどれ一つとして同じものはなく、圧巻です。ペルージャ大学の中にあり、こんな環境で学ぶ大学生が羨ましいくらい。ペルージャに行くことがあれば必ずまた寄ります。
次はドミニコ聖堂。ペルージャの中心とサン・ピエトロ聖堂の間にあります。
サン・ピエトロ聖堂を見た後だからか、ドミニコ聖堂のシンプルさが際立ちました。面積もさることながら高さもあり、広々した聖堂。誰もおらず私たちだけでゆっくり見てまわることができました。
最後にエトルリアの井戸。1枚目が井戸の外側。2枚目が内部です。内部は直径5.6mの円柱で中に入れるようになっています。コンクリートのない時代に石だけを組み合わせて骨組みを作っています。現在も崩れずに残り観光地になっているんだからほんとすごい。高いところが苦手なのでちょっと怖かった。
次回に持ち越した場所
今回はここで終了しローマに帰りました。おおよそ始めに考えていた場所は見ることができたんですが、時間が合わず見ることができなかったところがいくつかあるので忘備録も兼ねて記載しておきます。
La Cattedrale di San Lorenzo (percorso archeologico)
美術館は開いてましたが、地下のガイド付きツアーが予約が必要な上、平日は11時の1回だけだったので断念しました。
La Casa del cioccolato della Persina
Baciチョコレートで有名なPersinaの工場見学。