ラベンナ旅行記2

2019年5月28日

2日目。この日も世界遺産を中心に1日散策しました。

まず市内から1.5kmほどの場所にあるテオドリクスの霊廟を目指します。

ロッカ・ブランカレオーネ公園

 

ロッカ・ブランカレオーネ公園

歴史地区中心からテオドリクスの霊廟に向かって歩いて行くと要塞跡が公園として使われているロッカ・ブランカレオーネ公園が現れます。

中には、遊具で小さい子供が遊んでいたり、ベンチで腰掛けて話をしている人々がいたり、市民の憩いの場となってました。通り抜けができるのでせっかくなんでテオドリクス霊廟へ行く際はよるとよいスポットです。

公園内でくつろぐための椅子

 

テオドリクスの霊廟【世界遺産】

テオドリクスの霊廟

自然豊かな公園の中に、ゴート族の王テオドリクスの霊廟があります。

後期ローマの建造物で、石灰岩でできています。ドームは厚さ1m、円周33mもあり、重さは300トンくらいありますが、なんと1枚岩でできています。

これだけの岩をイストリアからはるばる運ぶとは気の遠くなる作業で、ゴート族の力のすごさを物語っていますね。

 

テオドリクスの霊廟にある石棺

1階は10角形をしていて、内部にはほぼ何も残っておらず、2階には石棺があります。石棺といっても蓋がなく、浴槽のような形をしてます。

この建物については分かっていないことが多く、実際石棺が1階にあったのか、2階にあったのかもはっきりしていないそう。

聖アンドレア礼拝堂【世界遺産】

聖アンドレア礼拝堂は、大司教博物館の中にあります。この博物館の目玉は、この礼拝堂ともう一つ象牙でできたマクシミアヌス大司教の司教座です。

細かな装飾が施された小ぶりの司教座のある展示室のすぐ手前に聖アンドレア礼拝堂があります。

礼拝堂の入り口すぐ上には、ガッラ・プラチディアの霊廟と同じようにキリストが描かれていますが、今回のキリストは獅子と蛇を踏みつけた勇ましい姿で描かれています。

博物館、礼拝堂とも写真禁止だったので、写真はなしです。

ネオニアーノ礼拝堂あるいはオルトドッシ礼拝堂【世界遺産】

ネオーネ礼拝堂の天井モザイク画

大司教博物館のすぐそばにあるネオニアーノ礼拝堂。正統派という意味のオルトドッシ礼拝堂しても知られている。

天井の中央に洗礼者ヨハネがキリストに洗礼を行なっている場面で、キリストはヨルダン川に体の一部を浸しています。右側の老人はヨルダン川を擬人化したもの。

ラベンナに残る最も古い建物の一つで、何度か修復が行われてきたが、20世紀半ばに行われた修復で間違ったモチーフが採用されてしまったそう。

というのは、キリストはすでに水にすでに浸かった状態であるため、洗礼者ヨハネは単に頭に手をかざしているのが自然だが、聖水の入った杯を追加してしまったのだそう。オリジナルのものは手をかざしているだけだった。

知らなければなんとも思わないが、知ってしまうと次にこのモチーフを見たときにチェックしたくなる情報でした。

ネオニアーノ洗礼堂内部

壁もモザイクで美しく装飾されており、中央には洗礼で使われていた桶が残っています。

アリアーニ洗礼堂【世界遺産】

アリアーニ洗礼堂外観

市内に戻り、アリアーニ洗礼堂へ。5世紀末から6世紀初めにかけて作られた建物。

 

アリアーニ洗礼堂の天井モザイク画

天井に描かれているモザイクは、キリストが洗礼者ヨハネから洗礼を受けているところ。キリストの頭上で、鳩が聖水を吹き、精霊を発散させているそう。

キリストの左側にいる人物は、キリストが浸かっているヨルダン川を象徴したもので、水の流れ出る袋を持ち、海と川の神性を意味する蟹のハサミを頭につけています。

キリスト教の彫刻や絵画では、ローマのナヴォーナ広場の四大河の噴水のように、川などの自然物を擬人化することがよくありますが、このヨルダン川はハサミを頭につけていて面白い感じになってます。

 

ここまでで6つのユネスコ世界遺産を見てきました。街を歩いているとボンボン世界遺産がでてくる楽しい街です。旅行記3へ続く。