ティベリウスの洞窟 @スペルロンガ

イタリア国内旅行

ローマから車で2時間ほどの場所に第2代ローマ皇帝ティベリウスの別邸がありました。別邸の遺跡はほぼ基盤のみ残っているだけですが、近くに博物館があって小さいながらなかなか展示が面白い。

この別邸の特徴は洞窟があること。洞窟の中には大理石でできた像が飾られていてそうで、自然のままの洞窟と綺麗に整えられた大理石のコンビネーションが新鮮です。現在、像は博物館の中に移されています。

では、博物館から見学を始めます。こちらは洞窟の真ん中に飾られていた像。

オリジナルはこんなでした。

神話の登場人物の像が展示されています。部屋の名前となった巨大な像が目を引きます。

この横たわっている巨大な人物?は、単眼の人食い巨人ポリュペーモス。絶対的な力を誇る海の神ポセイドンの息子の一人。

ギリシャ神話の英雄オデュッセウスは人食い巨人の住む島に流されてしまい、部下が次々と巨人に食べられてしまいます。そこでオデュッセウスは持っていたワインでポリュペーモスの機嫌を取り、気分の良くなったポリュペーモスにギリシャ語で誰でもないという意味の「ウーティス」と名乗ります。酔いつぶれて眠ったところを襲い、眼を潰すことに成功。巨人仲間に誰にやられたか聞かれたポリュペーモスはウーティス、ウーティスと繰り返すばかり。仲間も呆れて帰ってしまいます。その後、ポリュペーモスは父親のポセイドンに罰を与えるように祈り、そのため、オデュッセウスの前には何度となく困難が立ちふさがることに。

という、物語がこの像のバックグラウンドにあるそうです。多くの像のモチーフには神話の登場人物が出てきます。やはり神話の知識があるとないとでは楽しめ方が違うので1冊しっかり読もうと心に決めました。

他にも色々な像がありましたが、そこは割愛して別荘の遺跡を見に行きましょう。

基盤しか残っていませんが、中央に柱廊があったであろう場所やお店が並んでいたんじゃないかと思う場所など、勝手に想像しながら散策。関係ないですが、背景の海の色のグラデーションが美しい…

そして、こちらが洞窟。真ん中の草が生え揃っているところにテーブルを置いて食事をしていたそう。

洞窟の中は夏でもひんやりとしていました。こんな感じ。

発見された像は全て博物館に移されていましたが、当時のイメージ図がありました。やっぱローマ皇帝のやることはすごいなーと思わせます。

右奥にポリュペーモスの像があります。あんな巨大な像を洞窟に入っていたなんて。

そのあとはサンタゴスティーノの湾にあるビーチでのんびりして帰りました。よく凧を売って歩いているんですが、その色とりどりの凧と青空のコントラストが素晴らしく、素敵な小旅行となりました。(この写真ではコントラストはあまり感じられませんが ;P)

 

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