シチリア旅行のお土産にモディカチョコレートをもらいました。チョコレートと一緒にたくさんの写真とお土産話を聞いたなかでも印象的だったチョコレートの町モディカを紹介します。
チョコレートの町モディカ
モディカはシチリア島の南部にあるバロック様式の教会や建築物が残る町。町には多くの芸術遺産が残り、2002年には世界遺産に登録されています。複雑に入り組んだOcra(黄土色)の家々がびっしりならんだ街並みは、写真だけでいつか行かなきゃと思わせる十分な威力を持ってます。
モディカチョコレートの特徴
モディカで有名なのは今も伝統的な方法で作られているチョコレートです。
なにが普通のチョコレートと違うかというと、舌触りがザラザラとしていて砂糖が溶けずに残っているところ。普通のチョコレートを期待して食べるとなにこれっとなります。その理由はモディカチョコレートの原材料にあります。カカオ、砂糖、スパイスのみ。
口どけのいいチョコレートに必ず入っているカカオバターがカカオから抽出されるようになったのは19世紀らしいですが、モディカチョコレートはそのカカオバターの誕生前から存在し、現在までレシピが引き継がれていて、砂糖だけでなく、カカオ本来の成分も破壊されずに残っているので、体にもいいチョコレートとして知られています。
オレンジ色のパッケージのチョコはモディカチョコレートで検索するとすぐ出てくる有名店、ボナユートのもの。裏面には日本語でも説明が書かれています。
今回買ってきてくれたのは、オレンジピールが入ったものとシトラス風味のものですが、有名なのはペペロンチーノ味だそう。(シチリアはペペロンチーノが有名。ペペロンチーノ+塩や、ペペロンチーノ+チョコレートなど異色な組み合わせ商品が多く売られてます。)
個人的には、ザラザラした舌ざわりよりも滑らかなチョコレートのほうが好きですが、はまる人にははまるチョコレートです。日本でもちょっと高いですが売っているみたいです。ぜひ一度お試しを。