ヴァチカン美術館は普段日曜日はしまっているんですが、毎月最終日曜日は無料開放されています。9:00から12:30まで入場可で、14時閉館。久々に行ってきました。
行列に恐るなかれ
並んでいるだろうと予想して開場の30分前、8:30分に到着。その時すでに入り口の反対側にまで及ぶ長蛇の列が…。諦めようかと思いましたが、せっかくきたし、開場すれば意外に早く進むかもと待つことに。ゆっくりではありますが、常に少しずつは進みました。
途中、しらっとした様子で列に割り込む人がいましたが、周りに注意されると「だよね」って爽やかな笑顔を残して去って行きました。とりあえず挑戦してみたんだな、きっと。
で、入場出来たのは1時間半後の10時。ミラノ万博の日本館の行列に比べるとどうってことありませんでした。
ラファエロ、ミケランジェロの作品がある絵画館
イタリア語でヴァチカン美術館は"musei vaticani"、美術館を意味するmuseoの複数形museiと呼ばれています。それもそのはず、ヴァチカン美術館はいくつかの美術館が集まった総称なのです。
まずは1つ目、絵画館から鑑賞開始しました。写真はラファエロのキリストが神の子であることを告げられ弟子が恐れおののいている場面の「キリストの変容」。
ラファエロの他にはミケランジェロ、ジョット、ペルジーノなどなど多くの有名な画家の作品が飾られています。
展示とは関係ないですが、ところどころに置かれた椅子が可愛くておしゃれなのです。座ってぼーっとするのもよし。
ミイラと地図とその他諸々。
いくつかの美術館を見たあと、エジプト美術館に。ミイラと細かい装飾が施されたミイラの桶がいくつも置かれています。
この写真は地図のギャラリー。廊下の両サイドにイタリアの地図が各地域ごとに描かれています。これらの地図は北が上とは限りません。南が上のものもあったりします。にしても、天井の装飾の美しいこと。
ラファエロの間のあとは現代アートコレクションのスペースがシスティーナ礼拝堂への通路の側にあります。ここまで来ると芸術作品を見過ぎてお腹いっぱい気味だし、足も痛くなって来る頃ですが、このコレクションにも多くの素晴らしい画家の作品が展示されています。
お分かりですか? ダリとシャガールです。他にもおおー!と驚く作品がいっぱいありました。なので、ここも要チェックです。
最後はシスティーナ礼拝堂を見て、もう満足ということで帰路につきました。
誰が撮っても絵になる出口につながる螺旋階段の写真で今回のレポートはおしまいです。