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Degiroで最も取引されたETF

株取引パソコン画面

Youtubeや書籍などの影響で、2021年は投資を始めた人が増えた年だったのではないでしょうか。年末Degiroから届いたメールに今年大人気だったETFのリストが載っていましたがその名前で検索してもたくさん候補が出てきて、どれを選べばいいか分からないという初心者の方に向けての記事です。

長期投資におすすめ!ETF人気ベスト5

Degiroのメールにも、2021年はETF(Exchange Traded Funds)の人気が非常に高まったとの文面がありました。その上で2021年にDegiroの全顧客の中で最も取引されたETFベスト5がこちらです。

1. Vanguard FTSE ALL-WORLD
2. Vanguard S&P 500 ETF
3. iShares Core MSCI World
4. iShares Global Clean Energy
5. iShares Core S&P 500

この中のものを選べばいいんだなと喜んだのも束の間、名前をコピペするとたくさんの候補が出てきます。

一番人気のVanguard FTSE ALL-WORLDを参考に見ていきましょう。画像は2022年1月時点のものです。

まず、Vanguard FTSE ALL-WORLDの後に続いている名前の中で知っておいた方が良いのは「Acc」「Dis」です。

Acc: Accumulationの略称。配当がない代わりに、自動的にすべての収入をファンドに再投資します。

Dis:Distributionの略称。配当や利息がすべて支払われます。

複利の効果を活かすためには再投資が欠かせないのでAccumulation型が自動で便利ですが、定期的に追加投資を行うのであればDistribution型でもそんなに変わらないと思います。再投資する場合も、ETFベスト5の手数料は無料なんでそこは気にしなくて大丈夫です。

 

TDG | VGWL | IE00B3RBWM25 | EUR

次にETFの名前の後に続く部分を見ていきましょう。

初めのアルファベット3文字は証券取引場を示しています。例のTDGの場合は、ベルリンのTradegate Exchange証券取引場です。

細かいことになりますが、証券取引所ごとに年2.5ユーロ手数料がかかります。同じとこにまとめられるならまとめることをおすすめします。

次のアルファベットはティッカー(シンボルとも言う)です。日本株の銘柄コードのように、個々の銘柄を識別するためにつけられた記号です。

次のアルファベットと数字の羅列はISINと呼ばれるものです。

ISIN(International Securities Identification Number):特定の証券銘柄を一意に識別するためのコードです。特定の国のISINを割り当てる組織は、その国の国家番号機関(NNA)である。ISINは、取引所レベルで銘柄を識別するティッカーシンボルと混同されることが多い。例えば、ISIN機構によると、IBMの普通株式は25近い取引所やプラットフォームで取引されており、その株式は取引所によって異なるティッカーシンボルを持っています。しかし、IBMの株式は、各証券に対して1つのISINしかありません。ISINコードは有価証券を識別するものですが、普遍的に認識されている唯一の共通証券識別番号です。ISINは、清算や決済を含む多くの理由で使用されています。

最後のEURの部分は、言うまでもなく通貨を表しています。

私ならこれを選ぶ

ここまで見てきてどれがいいか私ならこれかなというのを考え方も含め参考までにご紹介します。例の10のETFを上から①から⑩と呼びますね。

まず⑤と⑥の高配当ETFは今回探していないので外します。そして詳細画面を見て取引がいつから行われているか確認します。取引歴の少ない①③④⑧⑩は、まだ取引量も数ないのでやめときます。

残る②⑦⑨の違いは通貨なので、自分の好きな通貨を選べばいいでしょう。

以上が、株取引初心者の方におすすめするETFの選び方でした。参考になれば嬉しいです。