"AutoFX commission"
Degiroで株の売買をしている方なら、注文が確定した際にDegiroから届くサマリーメールに、この新しい項目が登場していることに気づいていると思います。
外貨の商品を購入したときに現れるこの費用は何でしょうか?
Flatex Bankとの合併前
Degiro社は執行専用のブローカーとして設立されたため、法律上、投資家の資金を保持することができず、投資家から集めた資金を一旦マネー・マーケット・ファンド(MMF)に投資していました。
言ってしまえば、MMFとはリスクが非常に低く、リターンが非常に低い商品を扱ったファンドで、実質的には預金のようなものでした。
そのような状況を改善するため、Flatex BankとDegiro合併し、状況が変わりました。
私たち個人投資家は、従来通りMMFに預けるか、Flatex口座に預けるか選択できるようになったのです。私はFlatex口座を選択。
ちなみにFlatex口座を選択した理由は、MMFのリターンが近年ではマイナスになっていることに加え、年間約0.6%の推定手数料がかかること。お得ではなさそう+ややこしくて理解し難いことです。
どう変わったのか理解するには一度体験するのが早い。実際に購入してみました。いずれ売却してその時かかった費用も追記します。
JNJ28株購入
10月4日、JNJ 28株(@$159,92x28)購入。Degiroへの手数料€0,60、それに加えAutoFX費€3,85がかかりました。
手数料についてはこちらの記事をどうぞ
AutoFXを選択した場合、以下のように実行されます。
約定時、預金口座から資金を移動させると時間がかかるため、Degiroは注文を確定するために外貨を投資家に「貸す」のです。この取引は、FXクレジットと呼ばれ、ユーロ建てで口座を所有している私が外国通貨(ユーロ以外)で取引した場合に行われます。同時に、FX出金は私の口座の通貨ユーロで記録されます。
同日夕刻、FX出金と購入手数料のバランスをとるために、Degiro Cash Sweep Transferが発注されます。つまり、DegiroはあなたのFlatex口座からDegiro自身に、あなたに立て替えたお金の支払いのための送金を行います。
このプロセスのデメリットは、外貨取引のたびに0.1%の手数料がかかることです。この手数料は、取引が成立したときに送られてくるメール以外には実際には表示されません。
AutoFXで外貨建て証券を購入する際の手数料:0.1%
AutoFX以外の外貨建て商品購入方法
Auto FXで外貨を管理する代わりに、手動で設定する方法があります。この設定では、先ほどのMMFの株を手動で購入する必要があります。この場合、運用額の0.02%プラス10ユーロの固定手数料が発生します。
また別の通貨を保有するために、新たにFlatex Bankに外貨建ての現金口座を開設する必要があります。アプリ内で開設手続きができるようです。
外貨建てMMF購入時の手数料:10ユーロ+0.02%
関心のある通貨でMMFを購入した後は、追加の為替手数料を支払うことなく、必要に応じて株式を売却して、対応する通貨で表示されている証券や金融商品を購入することができます。もちろん、通常の購入手数料も必要となります。
結論
厳密ではないですが、購入金額が€10.000($11.448/2021年11月現在)以下であれば、AutoFXがお得ですね。さらに、外貨ごとに別の現金口座を作るのが煩わしいです。
確定申告の際にイタリアのややこしい税制で何か引っかかるかもしれないので、できるだけシンプルにしておきたいという事情もあります^ ^
2021年7月のアップデート
今後は以下の通貨がAutoFXモードでしか管理できなくなるとのことでした。
CHF・DKK・NOK・SEK
お友達紹介リンク
この記事を読んで、もしDEGIRO使ってみようと思った方は、下の紹介リンクから口座開設してください。€100の手数料が無料になるバウチャーがついてきます。