投資

VUSA vs VUAA vs VUAG vs VUSD どう選ぶ!? Vanguard S&P 500 ETF

caluculating taxes

こんにちは!

イタリア在住で投資をしているkaoruです。ブローカーは2020年から、DEGIROを使っています。S&P500に連動しているETFに投資がしたいと思い、DEGIROのアプリで検索するとVUSAを発見。手数料も安いし、これにしようと決めてから時折個別株にも手を出しつつですが、メインはこのETFに投資をし続けています。

投資の情報収集をしているとき、興味深い話題を発見しました。Vanguard社のS&P500に連動したETFには、4種類あるというのです。それが、VUSA/VUAA/VUAG/VUSDです。

結論からいくと、それらの違いはAccumulating(積算型)かDistributing(配分型)、もしくは通貨です。

私が検索した時には、VUSAとVUSDしかヒットしなかったんですが、VUAA/VUAGもティッカーをDEGIROの検索画面に入れると出てきました。

これからS&P500に投資したい方の参考になると思いますので、最後まで読んでいただけると嬉しいです。

早速結論

S&P500に連動しているETFの違いを表した表

結論は、この表のとおりです。

すでに述べましたが、違いは2つあります。1つ目はAccumulating(積算型)かDistributing(配分型)かの違い、2つ目は通貨の違いです。

Accumulating型のETFは配当を自動的に再投資しますが、Distributing型のETFは配当を現金で支払います。長期的には、再投資された配当の複利効果により、Accumulating型のETFの方が優れている可能性があります。Distributing型の場合でも、配当金を再投資すれば同じことですが、一つ気になることがあります。それは、配当金にかかる税金です。

イタリアの場合ですが、投資にかかる税金には、2種類あります。所有しているだけでかかる税金と利益が出たときにのみにかかる税金です。所有している資産にかかる税金は年間平均残高が€5,000以上の場合、0.2%かかります。一方、収益にかかる税金は、26%です。(一部例外あり)

何が言いたいかというと、配当金として利益が確定すると26%もの税金がかかるということです。

言い方を変えると、どんなに含み益が出ていても、利益を確定するまでは税金がかかりません。Accumulating型を選択して利益を確定せずに再投資できることは大きなメリットだと思います。

2つ目の違いである通貨については、銀行に預けている通貨もしくは、通貨のリスク分散としてこの場合アメリカの通貨であるドルを選択するべきです。

今なら何を選ぶ!?

S&P500に連動したETFを探していたとき、DEGIROの検索バーにVanguadと入力し、出てきたVUSAとVUSDから選びました。両方Distributing(配分型)だったので、Accumulating(積算型)という選択肢があるかもというところまで考えが及びませんでした。

今選ぶとしたら、Accumulating(積算型)のVUAAを選ぶと思います。長期で所有するつもりだからです。1つ気になることは、VUAAの取引総額がVUSAと比べて少ないということですかね。また、今更VUSAを全て売却し、VUAAに乗り換えるか…億劫だなというのが正直なところです。

調べるほどに、学びのある投資は面白いですね。個人的には、ベストの選択をするために何ヶ月・何年も調査に時間を費やすよりはとりあえずやってみることが大事だと思っています。

何か少しでも皆さんの参考になれば幸いです。ではまた!

 

Foto di Steve Buissinne da Pixabay