イタリアに移住する前、日本で国際免許を取りましたが、結局マニュアル車に慣れるための練習を家の近くでしただけでした。
が、移住してからは一人で運転できるに越したことはありません。トラムの駅が家の近くにあるけど、限られたところにしか行けないし、水など重いものを買いたいときはやっぱり車が便利です。
ということで、イタリアの免許へ切り替えを行なったまでの道のりをご紹介します。
日本の免許からイタリアの免許に書き換え
身分証明書と滞在許可書もしくは住民登録証があれば書き換えができます。
陸運事務所で手続きができるという情報がありましたが、私は代行機関であるアウトモービレ・クラブに依頼しました。
まずアウトモービレ・クラブに行く前に、日本大使館へ行って日本運転免許の翻訳証明を取ります。あとは、その証明書と日本の免許書、身分証明になるものをもって近所のアウトモービレ・クラブに行きました。
日本の免許からイタリアの免許に書き換えをしたい旨を伝えるとそれ用の書類を出してくるのでそれに記入し、そこと契約している医師が診察にくる日にまた来るようにとのことでした。
後日、予約した日にアウトモービレ・クラブに行くと医師がきて診察をして診断書を書いてくれます。受付の人が、これで申請書類が全部そろったから10日間くらいでイタリアの免許証が自宅に郵送されるよとのこと。費用は大使館の翻訳費用も入れると€200くらいでした。
自分一人で手続きをするよりは費用がかかるのかもしれませんが、写真や医師の手配など、専門家に頼んだほうが断然スムーズでストレスレスなのでおすすめです。代行機関はいろんなところにあるのでほんと便利ですよ。
免許無事取得、あとは...
後日免許証が郵送で届きました。これで晴れてイタリアで運転できます。
あとは左ハンドルと右側運転に慣れるだけ。始めはエンストしたり、発進が遅くて後ろからクラクション鳴らされたりしながら、イタリアの運転に慣れましょう。クラクションを鳴らされたってぶつかられるわけではありません。
慣れてくると車線変更のタイミングとかロータリーに入る順番とか、なんていうか空気感のようなものがつかめるようになります。渋谷の交差点で人とぶつからずに渡れるのと似ているなと個人的に思ってます。
運転に慣れると次は車が欲しくなります。買いたいけど、車よりも先に整えないといけないことがまだまだあるので今はまだ我慢。
そんな時に便利なのはカーシェアリング。フィアットの500や、電気自動車など登録すればすぐに使える車がたくさんあります。乗り捨て場所が中心部なので私の住んでいるところは範囲外。日々の買い物には向きませんが、ちょっと車で遠出をしたいときには便利かも。